blog ブログ

2017.06.26

ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」とは

南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、
そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。

このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた
「食」に関する「習わし」を、「和食;日本人の伝統的な食文化」
と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 「和食」の4つの特徴

(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重

日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、
各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。
また、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。

(2)健康的な食生活を支える栄養バランス

一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと
言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の
少ない食生活を実現しており、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。

(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現

食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。
季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、
季節感を楽しみます。

(4)正月などの年中行事との密接な関わり

日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。
自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、
家族や地域の絆を深めてきました。

農林水産省HPより

着物 後ろ姿

こうして文字で私たちの当たり前になっている「食」を見ると、
素晴らしい食文化を持った国に生まれてよかったなぁ〜なんて
しみじみと思います。健康で長寿だった日本人のベースには、
世界が認めた日本食があってこそなのです。もっと言えば、
それを一番効率よく消化吸収できるのは日本食で育まれた
腸内環境あってこそ!ただ、人間の700万年の歴史を考えると
動物性油脂をひとくくりで悪者にする点に関しては、いかがなものかと思います。

現代人の食事は、添加物や合成原料を口に運ぶことが多くなり、
それらと結合してミネラルが排出されます。
女性の場合、月に一度の大放出もあります。
情報化社会で目から入ってくる情報の多さは、人類史上ない量になっています。
臓器を動かすことによって栄養は使われます。
また栄養分を多く含む食材の摂取不足も伴い、
もはやお食事だけでは健康を保つのが難しくなっています。

・朝起きるのが辛い
・だるい、疲れやすい
・足がむくみやすい
・頭痛持ち
・冷え性
・抜け毛が多い
・甘いものがやめられない

これらは、栄養不足からでやすい症状です。

You are what you eat.
私達は、食べたものでできています。
今一度、自分の食卓を見直すのも大事なことです。
そして、自分の必要な栄養量を考えることも
長い将来を見据えた上でとても大事なことです。

記事一覧へ戻る